日経平均株価が2月15日に3万円台に届きました。
これはバブル崩壊以来30年ぶりです。
前回は1990年8月だったので、30年と6ヶ月ぶりです。
ただこれは実体経済が景気がいいからというものではなく、金融政策によってお金が余っており、その逃避先として株が買われている実態があります。
また、全体から見ると株価が上がっている企業が半分、下がっている企業が半分となっており、全体が上がっているわけではありません。
日本円に関する実行実質為替レートでは1973年に変動相場制になる前の1ドル360円相当ということになっています。
それだけ日本は実体経済としては世界から見て沈んでいるということです。
その恩恵を受けようという政策がインバウンド政策です。
海外から見ると日本のクオリティの高いサービスが格安で受けれるということで人気が出ましたがコロナ禍で失速して、大手旅行代理店は大きな痛手を負っており、JTBは資本金を23億円から1億円にして中小企業へシフトし、早期退職や新卒採用を見合わせ6500人を削減、また、近畿日本ツーリストでは債務超過に陥り人員を1/3に削減と悲惨な状況になっています。
そんな現在の日本ですが、実体経済と株価が乖離していますので今後どこかで株価の調整が入るものと思われます。
とくにこの3月で年度が変わります。
日本の株式、日本へ投資している投資信託など保有されている方は利益確定をしてもいいのではないでしょうか。
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